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「快適な生活」 1996年 イギリス映画 5分 ニックパーク監督作品  Aardman animations

ピーターガブリエルの粘土が動くアニメーションのプロモーションフィルムを作った、ニックパークの隠れた傑作がコレ。多分、見た事がない人が多いでしょう・・・。
犬とおっさんが出てくる「ウォレスとグルミット」はみんなもよく知ってるよね?プッチンプリンのCFで最近有名になりキャラクターグッズも溢れたけど、「快適な生活」はまた、ユーモアのレベルが高い。動物園にいるいろんな動物にそこでのライフスタイルや感想をインタビューしていくという面白さ!それぞれの動物の表情、キャラクターやセリフ、会話のユーモアのセンスには笑いながらも唸ってしまう。もちろん、これもニックパークお得意のクレイアニメ作品。いわゆる粘土で造型した動物を少〜しづつ形を変えて、1カットづつ撮っていく。たった十数分のアニメーションを作るのに、ニックパークは何年も歳月を重ねて完成させているらしい。だから、ますます素晴らしいのだ!
ただ、時間が短いのがなんとも残念。このピューマの他にいろんな動物が登場するのでお楽しみに・・。
制作会社のアードマン・アニメーションは「ウォレスとグルミット」の長篇作品を企画中らしい。また、制作に随分時間がかかるだろうが、動物園のキリンのように首を長〜くして楽しみに待ちたい。


「ランローララン」 LOLA RENNT  1998年/ドイツ映画/81分 ヴィム・ベンダース監督作品

最愛の彼がヤバイ仕事をしていて、大金を失くしてしまった。緊急事態に彼が電話したのが約束していた彼女。主人公のLOLAは彼の為になんとかしてあげようと精一杯の努力をする。制限時間は20分!!その20分の間に大金を都合しないと彼が殺されてしまう。LOLAは思いきり走って大金の工面に走る。その行動がもし1、2秒ズレたら起きる事が違うという3つのパターンを再現した面白い観点からとらえた異色の作品。
部分的にアニメーションを合成し、軽快なジャーマンテクノ音楽にのって赤い髪のLOLAが走る、走る、走る、走りまくる!!
今まで見た事のない、全く新しい感覚の映画でカルチャーショックだった。構成もカメラワークも面白い。この映画のサントラは高速道路を走る時、ボリュームを目一杯上げてぶっ飛ばすと最高!!高速のスピードに、このハイテンポのテクノサウンドがよく似合う。
この劇中のアニメーションが気に入りビデオを見終わった後、すぐにスケッチをして額に入れて飾った。ちなみにこのビデオは販売されていないのが残念。


「アメリカングラフィティ」 AMERICAN GRAFFITI 1973年/アメリカ映画/110分 ジョージ・ルーカス監督作品

真夏の夜、クルマを転がす時かける音楽として一番似合うのが、この映画のサントラ盤だな。
「アメリカングラフィティ」を見てから、もう何年経つだろうか・・・以来夏のクルマの音楽はこればっかり。この音楽はCDなどのデジタルな音ではいけない!あえてノイズのあるモノラルのカセットで聞きたい。AMラジオ放送から流れるような音がよく似合うのだ。音楽は’50S〜’60Sのご機嫌なオールディーズサウンドの名曲が41曲もかかりっぱなし。曲と曲の間にダミ声のウルフマン・ジャックのDJがいい雰囲気。
ストーリーは別にどうって事ない。ハイスクールを卒業したティーンズがクルマを転がし恋の相手を探し、夜明けまで遊ぶ・・・。ただ、ボクら日本人にとってはどれも憧れのシーンばかり。円形のドライブスルーのバーガーショップ、ホップいう高校の卒業パーティ、流線形のかっこいいアメ車の数々、改造したクルマのチキンレース・・。
あぁ、羨ましい!出来る事なら、あんな時代のアメリカに産まれてムチャしたかったなぁ。それぞれの高校時代の思い出を大切にして新しい未来に飛び出していく。「ファンダンゴ」も「スタンドバイミー」もこの「アメリカングラフィティ」のパターンを真似たのだろう。
「スターウォーズ」のジョージルーカスの若き頃の傑作。


「ある日どこかで」 SOMEWHERE IN TIME 1980年/アメリカ映画/103分 ジャノー・シュワーク監督作品

「COME BACK TO ME・・」という老人の不思議なセリフから物語が始まる。
ある若い脚本家がいて、仕事のスランプでふらりと旅に出る。たまたま通りかかったホテルに宿をとる。そこは由緒あるホテルで資料館があり、そこに入った男は資料館の奥に掛けられた1枚の女性の写真に恋をしてしまう。でもその写真の女性は60年前に活躍した大女優だった。その女性にどうしても会いたくなった彼は・・・。
以前、名古屋のCINEMA VILLAGEという映画マニアクラブに入っていた時、クラブ会員のリクエスト投票で劇場がアンコール上映をしてくれる企画が2、3度あって、そのリクエスト投票でいつもこの「ある日どこかで」が1位だったね。落馬をして半身不随になってしまったクリストファー・リーブは「スーパーマン」で有名だけど、これが彼の最高傑作だよ。ヒロインのジェーン・シーモアの美しさにも目を見張る。
舞台になった1910年代の美しいロケーションはミシガン州にあるリゾート、マッキナック島。そこの格式あるグランドホテルも素晴らしい。是非、一度訪れてみたい場所だ。
「ラフマニノフのラプソディ」の音楽がまた、この作品を上品に仕上げている。洒落てて、是非見て欲しいオススメのラブストーリー。


「グレートブルー」 THE BIG BLUE 1988年/アメリカ映画/120分 リュック・ベッソン監督作品

素潜りで深海に挑む男達を描いたロマン溢れるリュック・ベッソンの映画。
主演のモデルになったジャックマイヨールは実在する人物で素潜りで105mという超人的な記録を持っている。(もちろんこの105mというのは垂直に縦に深海へ潜って到達した長さであって、沖に向かって105m潜って泳いだ訳じゃないよ、念のため。)凄いでしょ!?!
主人公役のジャックマイヨールを演じるのはジャン=マルク・バール。彼の持つ不思議な空気は深海の魅力にとりつかれる男のイメージにピッタリで、ジャン=マルク・バールはこのグレート・ブルー以外の他の映画に出てはいけないし、この映画で彼にゾッコン恋した女性は数多くいるだろう。「レオン」などで今や有名になったジャン・レノも重要な脇役を名演している。深く蒼い海に自由に戯れるイルカ達、美しい映像にエリックセラの音楽がまた神秘性を高めている。部屋を真っ暗にして見たらわずか数分で夢の世界を堪能できる。
後に49分間の未公開シーンを追加した完全版の「グラン・ブルー」があって(こちらはフランス語)こっちにはマヌケな日本人が出てくるシーンも追加されリュック・ベッソンは余分な事をして完全版は失敗をしたといえる。最初に見るんだったら是非とも「グレート・ブルー」を・・・。


「ヘアー」 HAIR 1979年/119分 ミロス・フォアマン監督作品

ベトナム反戦・・・・ピースマーク・・・・ヒッピー・・・・長髪・・・・ドラッグ・・・・・
そんな60年時代のニューヨークを舞台にしたロックミュージカル♪
最近はこういう面白いロックミュージカルが少ないなぁ。主役のジョン・サベージ(ディアハンターでヘリから落ちて足が折れた人ね)は影の薄い映画が多いが、この「ヘアー」でのクロードが一番いいぞ。クロードがグレィハウンドBUSでニューヨークへ向かうとき、夜明けとともに流れる”アクエリアス”にのって始まるオープニングが、のっけから素晴らしい!次から次へとかかるロック・ナンバーにリードされ、ストーリーが展開してゆく。徴兵を受け、都会を見物してからベトナム戦争に行くはずだったクロードの前に現れたのは、自由を愛し気ままに生きるヒッピーたちだった。セントラルパークで出会った令嬢シーラに恋をしたクロードを引っぱって、上流階級のパーティにも乱入してしまうヒッピーの友人バーガー(トリート・ウィリアムズ)。長いダイニングテーブルの上を、汚いジーンズにコンバースの靴のまま歌い踊りまくる非日常的なシーンは度肝を抜くほど強烈で、見ている者を爽快な気分にさせてくれる。
結末もコミカルで、愉快なストーリーなんだけど反戦の強いメーセージテーマが、ちゃんと僕たちの胸に伝わってくるのだ。


「おもひでぽろぽろ」 1991年/119分 高畑 勲 監督作品 /宮崎 駿 スタジオジブリ

御存じ、ナウシカやトトロを生んだスタジオジブリのシリーズ作。この「おもひでぽろぽろ」は大ヒットし1991年度配給収入の邦画第1位にまでなった。昭和40年あたりに小学校に通っていた世代の人々(丁度、自分もそうなのだ)には特に懐かしくってたまんないよ。現在小5のうちの息子も気に入ってしまい、もう何十回も見ている。
27才でOLの岡島タエ子(今井美樹)は田舎生活に憧れていて会社の有給休暇をとって山形の親戚の農家に紅花詰みを手伝いに行く。山形でタエ子にやさしくしてくれるのはトシオ(柳葉敏郎)という青年。全編を通して、ところどころに22年前の5年生の頃の自分が突然登場する。ほのぼのとした学校での子供達の会話や心理、家庭での生活の描写がリアルに描かれている。メインの2人の声を吹替えた今井美樹と柳葉敏郎が録音した声にあわせてアニメを描くというプレスコ方式なのでキャラの動作や表情は声優のイメージのままで、それがなんか安心して見ていられる。都はるみなんて全然好きじゃないけどエンディングに流れる都はるみの「愛は花、君はその種」という主題歌がピッタリで本当に素晴らしい!日本のアニメってやっぱ相当レベルが高いわ。
アニメをあまり見ない人たちにも是非一度見て欲しいジブリの傑作。多分アニメの評価が変わるでしょう・・・。


「2001年宇宙の旅」 2001:a space odyssey 1968年/152分 スタンリー・キューブリック監督作品

猿たちはそれが何であるのか解らなかった。あるものは近づいて触ってみるものもいた。石板に触れた猿たちは道具を使うヒントを得て、同じ草食動物として共存していたバクを殺して肉を食べ、絶滅の危機から逃れた。一たび道具を発見した人類は進歩の道を突き進んでやまなかった。人間猿が、勝ち誇って宙に放り投げた一本の骨は、やがて宇宙船にまで発展し続けたのである。

2時間半と超長編映画で、会話が少なく、「ツァラツゥストラはかく語りき」なんていうクラッシクなんてかかるから、映画に慣れてない人は寝ちゃうだろーなー・・・・見ようと思った人は覚悟を決めて挑んでみて。
ワタシは20代の時に、この映画の魅力にとりつかれいまでもベスト映画の3位内に入れるだろう。自分がどれくらいマニアックな人かというとね、愛車のナンバーは「2001」、パソコンのハードディスクの名前は「HAL9000」、スクリーンセーバーで画面に出てくる文字は「HELLOW DAVE・・・・」と重度の2001病。わからない人は映画を見てくれ。さらにはいつか「モノリス」を原寸大の御影石で作り、庭に埋めたいと本気で考えている。そして自分が死んだら、墓標はこれにしてもらいたい・・・・。あとは宇宙の旅に出かける身支度をしなくては。あっ!もう、2002年になってしまうじゃないかーー!!


「スターウォーズ」 STARWARS/A NEW HOPE 1977年/アメリカ映画/122分 ジョージ・ルーカス監督作品

今から24年前の1977年の日本公開以来、ビデオを含めてこの「スターウォーズ」をもう何度見たのか解らない。当時同じ映画を20回以上も見に劇場に通ったのも、この「スターウォーズ」が自己最高記録だ。封切り日の劇場で映画が始まる前に観客から大拍手が起きた映画という感動的な事も後にも先にもこの「スターウォーズ」が始めてだった。全米公開から日本公開迄の1年もの間、ポパイという雑誌等でスターウォーズ情報をくまなく読み、日本公開の日を首を長くして待ち続けた。歴史的な封切りの当日は公開が待ちどうしくって3時間前から劇場に並んだ。映画を見る時、今まであんなにドキドキワクワクした映画はホント「スターウォーズ」だけだよ。
話はいいもんと悪もんがいて、さらわれたお姫様をヒーローが助けに行って悪もん達をやっつけるという単純ストーリーだけど病的なほど虜になってしまったのだ。当時ではびっくりしたリアルな特撮、魅力あるキャラクター達、かっこいいデザインの宇宙船などすべてがカルチャーショックだった。フォースという不思議な力、ライトセーバーというジェダィの騎士だけが持つ剣に似た武器によるチャンバラのような古典的な戦いがかえって新鮮だった。ちなみにボクのお気に入りにキャラNo.1はストームトルーパーという帝国軍のヤラレ役の白い兵隊だ。アメリカにこの全身スーツが売ってるらしいのでいつか必ずGETしたいと思ってる。


「大災難」 PLANES,TRAINS AND AUTOMOBILES 1988年/アメリカ映画/93分 ジョン・ヒューズ監督作品

B級作品のように大作の影に隠れちゃっているジョンヒューズの作品のひとつでスティーブ・マーチンと今は亡きジョン・キャンディコンビの最高傑作コメディ。アメリカのコメディ映画って日本人と笑えるセンスが違うのか面白い作品になかなか出会えないけどコレは本当に面白い!!ボクのお気に入りでもう何度も何度も見て笑わせてもらっている。
ニューヨークのオフィスでの会議から感謝祭を家族で祝う為、飛行機でシカゴの家へ帰るはずだったニールはセールスマンのデルという厄病神と出会ったのが運のツキ。悪い奴じゃないんだけど、運命のイタズラと偶然が幾重にも度重なり踏んだり蹴ったりの終わりなき旅が続く。原題の「PLANES,TRAINS AND AUTOMOBILES」にあるように、大雪での空港の閉鎖、ひどいモーテルでの宿泊、汽車の故障、燃え上がるレンタカー、トラックの荷台のドライブと飛行機、汽車、車とあらゆる交通手段を使って家族の待つ感謝祭を目指す。とんだ災難に巻き込まれて憤慨し続けたニールだが、憎めないデルとの友情が芽生えて始めてきていた。
ラストシーンは洒落ててジーンとしてしまう。そしてもう一度ビデオを巻き戻して見たくなる不思議な映画なのだ。


「シザーハンズ」 SCISSOR HANDS 1990年/105分 ティム・バートン監督作品

「雪はどうして降るの?」「それはね、昔々あの山の上のお城にエドワードという手がハサミの人がいてね・・・・」とおとぎ話のように始まる。
マイケル・ジャクソンに負けないほど髪の毛が爆発してて、両手ハサミの主人公で・・・と変なコメディだと思ってる人が多いみたいだけど、実はステキな甘くて切ないラブ・ファンタジィー。ティム・バートンの映画は変わったのが多いけど、特にこの「シザーハンズ」が最高に好き!!
”エドワード”は持ち前のハサミを生かして、お城の庭は数々の見事なトピアリーが並ぶ。その腕前は下界の街でも評価され、大活躍!そして街の人気者に。でも、世の中の事を何も知らない純真な”エドワード”は、簡単に人間に利用されてしまう。終始、哀愁の漂う”エドワード”の表情、動作、雰囲気が無性になんか可愛くて、ファンになった女性も多いはず。またジョニー・デップ以外にもウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト、ビンセント・プライスとすごい人がいっぱい出てるんだな。シザーハンズでのウィノナ・ライダーは、また特に可愛いね。ティム・バートンって20世紀のFOXのマークにまで雪を降らせちゃうんだから、そんなところがまた、芸が細かくてシャレている。
この時期(今、これを書いてるのはクリスマス前)の雪の降る日に暖かい部屋で、是非是非見て欲しい超オススメ映画。